地球を突き抜ける円柱 世界へ向けてのプラン


1983年に初個展で発表したプラン。
アフリカの大自然アンボセリ国立公園と、大都市New Yorkプラザホテル前と、日本の研究学園都市の中心と、3本の円柱が地球を貫いて結び付けていることをイメージしたプランでした。
それぞれの円柱が非常に正確な角度で設置されることが求められます。角度がいい加減だと円柱同士が一直線上に重ならないからです。それぞれの地点の角度を求める方程式は今まで無かったので、図書館に通ったり最新のデータブックを漁ったりして新たに作りました。詳しくは「計算式と説明」をご覧下さい。
the first plan the first plan
the first plan

the first plan
このプロジェクトの最終完成形は、広島新空港を起点にして、それぞれの円柱が向かっている都市に同質*同径の円柱を、正確に広島新空港にある円柱に向けて設置することです。ヨーロッパはイタリア産の大理石を使い、アジアは広島産の白御影石、アフリカはアフリカ産の黒御影石、オセアニアは真鍮、北アメリカはコールテン鋼、南アメリカはブラジル産の赤御影石を700mmπの円柱にして設置します。
最初の段階でコンプリートプランとして躓いたのは、各国に設置する円柱の制作設置費を何処が出すのかという問題です。広島新空港は制作設置を私のプロデュースで進行し、費用は宝くじ基金から捻出されました。
Hiroshima Air Port work
広島新空港(実在します)
London M.P.Museum
ロンドン・大英博物館前広場・大理石円柱(イメージです)
a city in Europe
ヨーロッパの都市・大理石円柱(イメージです)
a city in USA
アメリカの都市・コールテン鋼円柱(イメージです)
airport in brazil
ブラジルの国際空港・赤御影石円柱(フォートラベルさんのHP上からイメージを拝借して設置イメージを作っています。)

等々、世界の6大陸の各都市を同じ円柱で正確に結び付けることを夢見ていますが、何時になることやら・・・・。


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