地球を突き抜ける円柱 Columns go though the Earth - PROJECT



Hiroshima Air Port work

現在我々にとっての飛行場とは、日々の生活空間と、そこから遠く離れた都市・人々とを最短時間で結びつけている唯一の拠点です。
このプロジェクトは空港を拠点として地球の表面に点在する各都市に向かっての正確な方位・方角・距離を示唆することを表現目的とした空間彫刻プロジェクトです。
ランダムに突き出ている円柱の直線下、数千キロメートルの地点に各都市の中心があることをイメージできるとすれば、飛行機が世界の都市を地上平面上で結びつける手段として機能している事実と同等に、我々のイマジネーションを、日本から世界へ、世界から地球へと膨らませてくれるのではないかと思っています。
私は飛行場には装飾としてのモニュメントは不要ではないかと思っています。あえて科学的事実に基づいた円柱をインスタレーションするというプロジェクトです。


Copyright © Atsuo Okamoto