葉が派手な黄色になった木が我が家の庭にある。去年は大きな柘榴を4〜5個程も付けていたのだが、今年は実が付いていない。その分、葉が派手な黄色になって目立つ存在になっている。朝起きて居間のカーテンを開けると迸るような黄色が目に入る。車から降りて玄関に向かう途中にも黄金色に目が釘付けになる。この木を見る度に何時も、何かに似ていると感じるのだが、何に似ているかが判明しないままモヤモヤした時が流れた。そしてそれは昨日の午前中に突如判明した。!!ナナ何と、玉置浩二に似ていたのだ。玉置浩二のアンビバレントな顔と髪の毛の色調と明度の対比、この柘榴の幹の暗い茶色とド派手な葉の色のアンビバレントな明度対比率が同じだったのだ。先週だったか、NHKの歌番組で独占的に彼が取り上げられていたのを見た。歌は上手く曲も歌詞も素晴らしいのだが、この1時間番組を見ながら常にモヤモヤと、この人は何かに似ている〜〜〜?が、何に似ているのか全く思い出せなかった。一週間が過ぎた。そして昨日の朝、突如として無くしたメガネが出てきた時のように視界にクッキリとした柘榴の黄色が浮き出て、玉置さんの髪と顔が浮かんだのだ。彼は秋の柘榴の木、そして恐らく彼の地元・北海道の秋のポプラにも似ているはずだ。スッキリ爽やかに、秋の紅葉を楽しむ視界の余裕が戻ってきたのだった。