from my house

我家の庭から、沈む夕日を写真に撮った。
西側全面に広がる水面は、凪の様にマッタリとして、夕暮れのシルエットがへばり付く。上下を反転するとどちらが虚像なのか分からなくなる。
この写真を見ているととても不安になるのは、意識の中で、虚像であるべき揺らぐ世界が現実として認識され、本来虚像の占めるべき位置が、くっきりとしたリアリティーの様を呈しているからだ。ひょっとして今の世の中はこうなってる?

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