2020年10月初めに撮影今年は彼岸花(曼珠沙華)が咲くのが少し遅いのかも知れない。昔から彼岸の時期に墓回りや田圃の畦道で群生して地面からスーッと伸びた茎の上に派手な赤い花を咲かせている。その花は鮮血のように赤い色で、仏飾りのような形をしていて、しかも茎を折ると白い液が湧き出てきて、これに触れるとかぶれるのだ。だから子供の頃から怖い花という印象だった。彼岸花が咲いているところには霊気があると信じていて、近寄らないようにしていた。今年も散歩の道すがらに彼岸花の群生を見付ける。さすがに今は素直に美しさを鑑賞する余裕と知識が備わっていて、近寄って写真も撮れるし花にも触ることが出来る。なんたって来年古希だもんね。