wall painting
Wall Painting

このところ茨城の地方都市を散策する機会が多い。三十代前半からかれこれ35年程住み続けている茨城県、この地域のことを何も知らない自分に気付いて、灯台元を明るく照らすために、散策する時間を作っている。
この写真は、石岡市の市街地を散策している時に見つけた、何て事ない新しくもない壁の映像なのだが、これが絵画になっているから不思議だ。1940年代以降、一世を風靡した抽象表現主義の絵画なのだ。
この壁を切り取って美術館に展示したら、「いい絵だけど、この作家って誰だっけ?」という質問が頻繁に出て来ること間違いない。
茨城の石岡市を代表する美術家「古井倉庫壁」の作品である。

風景の中には、こんな素晴らしい現代美術が豊富に眠っているから、散策にも熱が入るし入れ込んじゃうのだ。

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