道の真ん中に口髭がある。田舎の農道を歩いていると、よくある光景だが、アスファルトの裂け目から雑草が伸びていて、まるで明治の政治家もしくは文化人を思わせる風貌である。この道の歩くのだから、必然的に哲学的・文学的な想いを巡らせながら、日本文化の変遷を一歩一歩辿りつつ歩く訳だ。ちょっとばかり、言い過ぎじゃね。