お袋の畑に、赤と黄色にクッキリと色分けされた花が咲いている。花の名前は分からないが、通常は黄色の花びら株と赤色の花びら株とがあって、それぞれが分かれて群生していている花なのだ。原発賛成派と反対派に別れた国家の様な、一輪の中に2つの民族が対立して争っているような、相容れないイデオロギーが競いながら両立しているような、正に今の世界観・アジア観をそのまま表している花なのだ。これがけっこう綺麗だから不思議である。二つの色が混じり合わないで、共存しながら平和に咲いているから綺麗なんだろうなあ。