2003年4月に個展で発表した時が、一個の塊としての初めてのお披露目だったのですが、この形に戻るのは、50年〜80年後だと思います。コラボレーターのこれからの一生を記憶します。石はそれとなく人の顔の形をしています。どんな人生の色が付いて帰ってくるのか、私もコラボレーターの方達も組み上がったものを見る事はできません。生きてるうちに最終形を見れない彫刻なんて有りなの? と思うのですが、ガウディーのサグラダ・ファミリアだってまだ完成していないのです。2004年、コラボレーターが決定して、石を発送いたしました。コラボレーターの方が人生を閉じられた後、石を返送下さい。石の返送場所は、広島市現代美術館にお願いいたします。