移植のために、切り取る足の骨肉皮の寸法出しをやった。 22日の手術は、朝9時から始まって、終わるのが翌朝午前0時を回るだろうとの事です。 私は気楽に考えていたのですが、思っていた以上の大手術らしいのです。 口腔外科や形成外科他の担当医の方々から手術の概略や順序、リスク等の話しを聞き、多くの承諾書にサインしていて、これって超大変な手術なんだと再認識したのです。多くの手術の中でも one of the most hard op だそうです。
展覧会のインフォメーション 2012年6月28日〜8月中半まで、展覧会を開催します。 場所は、「ART FIRST」ロンドンの中心街にあるギャラリーです。ちょっと遠いですね。でも、ロンドンオリンピック開催中ですから、オリンピック観戦の方は是非。 出品作品は、タートル・プロジェクトの新旧作品をメーンに展示します。その中で新たに「Volume of lives - London '12」を初お披露目して、5〜6年のコラボレーターを49名募ります。 写真は新作の「Volume of lives - London '12」 このタートルプロジェクトのコラボレーターをご希望の方は、私 もしくはギャラリーの展覧会 までご連絡下さい。
2012.3月 もう3月になってしまった。 つい先日まで新年だと思っていたのに、あっという間に大学では卒業の時期が来て、後半月したら桜が気になり始める。 3月中半から、作品設置とワークショップのために訪英する。作品設置は Warwick University Art Centerと Borders Sculpture Parkである。 帰国は、4月7〜8日になる。全ての仕事が終わった後、スコットランドの有名な river Tweed でブラウントラウト・フィッシング。これも重要な私事なのだ。 workshop in Edinburgh Warwick Art Center
12月吉日
2013年9月〜11月、「雨引の里と彫刻2013」と「アートセッションつくば 磁場-地場2013」
私は双方とも参加したのですが、不本意ながら新作の出品は不可能で、旧作を手直ししてのインストールとなりました。
二つの野外展が開催され、そして終了しました。インフォメーションとしては何の用も足さないのですが、辺りの通常的な時間進行に引っ張られてしまって、アレヨアレヨという間に終わってしまいました。
そんなこんなで、私からの展覧会の案内や、FBへの書き込み等は遠慮させていただきました。
左の写真は、雨引の里と彫刻2013での、私の空間です。疾患が発覚する前に選んだ空間ですが、その時の作品プランは、小品のワークショップという形で、会期中に制作できました。本展に向けた野外作品は制作できませんでした。
詳しくは下記をクリック下さい。
Exhibitionページ/雨引の里と彫刻2013
2013年8月18日 手術後
喉元に空いた、呼吸穴は未だ閉じないが、術後の経過は非常に順調だ。
移植のために骨と皮を取り、そこに腹の皮を移植した足の傷は、未だ完璧に治癒していないが、もう歩くリハビリに入っている。そして、杖の助けを借りで歩けるようになった。
主治医の先生によれば、私の快復力はズバ抜けているらしい。元来くよくよ悩まない性格が功を奏しているのか、ポジティブに前を見て進める単純構造の所為なのか? 癌の手術だったことなんて忘れてしまっている自分に、たまに気付く。何時もは、退院して旨いラーメンを食べることと、展覧会に向けての制作をどうするかを考えながら、日々を過ごしていた。
(写真左上は術後6日目、HCUで撮ったものだ。この時は、さすがに鎮痛剤の影響で幻覚ばかりを見ていた。)
(写真右中は12日目、HCUから普通の病棟に移って、点滴が抜けた頃)
切り取った顎の骨と歯の代用として、足の骨と皮のが新しい顎と口腔内の半分を占めている。この部分には通常の神経は通っていないから、下唇の半分は動かない状態だ。新しい良く動かない口を咀嚼に慣れさせ。食物をちゃんと胃に送り込むために、正確に飲み込む練習をしなければならない。誤嚥は禁物である。
これが想像したよりも難しいのだ。スプーン1杯の流動食を飲み込むのに苦労するのである。
私の想像では、こんなはずじゃなかった。ラーメンをすすり、蕎麦の喉越しを楽しみ、パスタをほおばり、肉の味を楽しむ。これが退院時に先ずやりたいことだったのだが、それらは夢のまた夢?
今では、分菜食という軟らかく煮たおかずと、柔らかめのご飯を食べているのだが、完食するのに40分は掛かる。口が大きく開かないし噛むことも困難だし、噛める歯も右サイドの上下4〜5対程度なのだ。特に菜っ葉類には苦労する。噛んでも噛んでも繊維質が崩れないから、飲み込むタイミングが掴めない。一皿の菜っ葉のおひたしを食べるのに、20分はかかるんじゃないか。
体重が減っている。朝の体重が50kgを切っていることがある。痩せすぎだよ。
毎日院内を杖をついて少し歩く程度、運動らしいことはほとんど出来ないで、4週間が過ぎ去ろうとしている。筋肉は痩せ細って、体力も体重も落ちた。このぶんじゃ、退院してからも筋力と体力を付けないと、作品制作なんてハードなことはこなせない。
考えてみたら、あの大手術から生還したのが、約4週間前なのだ。普通なら未だ未だ病人・・・。のはずなんだけど、俺の頭の中は、前に前に行こうとしている。
(写真下左は、最近撮ったもの。未だ喉に穴が開いているから、言葉を喋るのに穴を塞ぐ必要がある。この穴は、テープを貼っとけば、そのうち閉じるとのこと)
2013年7月19日 移植する寸法
22日の手術は、朝9時から始まって、終わるのが翌朝午前0時を回るだろうとの事です。
私は気楽に考えていたのですが、思っていた以上の大手術らしいのです。
口腔外科や形成外科他の担当医の方々から手術の概略や順序、リスク等の話しを聞き、多くの承諾書にサインしていて、これって超大変な手術なんだと再認識したのです。多くの手術の中でも one of the most hard op だそうです。
足の骨と肉皮膚を切り取ったら、背が縮まると御心配下さる方もいらっしゃいますが、幸いにも背丈は変わりません。左の下顎の骨が切除され、そこに通っている神経も切断しなければならない。切除された顎の骨と歯や口の粘膜の代用として、足の骨肉皮が移植されるらしいので、食事と言葉のリハビリが必要になるということらしいです。何れにしても術後は、多くのリスクを回避したり対処するために、集中治療室で多くのラインや管に繋がれて、全く身動きできない状況になる。喉元に穴を開けて直接呼吸を確保するから、声も出ないらしい。
でも、私はちゃんと生還しますのでね。
次回はある程度回復してからの infomation になるけど、多くの管やラインに繋がれて、身動きできないでいる写真をアップできれば、これからの参考になるんじゃないかと・・・。何の参考かというと、歯医者さんにも分からないことがあるよ、変だと思ったら口腔外科で徹底受診をしよう。
2013年6月27日 日常が大激変!
何時退院できるのか?今のところ信頼に足りるプランは示されていない。
入院当日は、連日の雨空に変わって夏空の様な縮れ雲の合間に、青空が垣間見れて久々に爽やかな天気だ。
入院手続きを終えて、午後から上半身のCTを綿密に撮られた。MRIとか内視鏡は明日らしい。CTが終了し、午後2時からは超暇になった。昼間っから病室で寝て居られるほど衰えちゃいないから、担当医と看護婦さんの了解を得て、一階ロビーのTully's coffeeに行って、ラージサイズのコーヒーを飲みながら、持参したノートPCでネットやメールチェックをやってたら、9階から私担当の看護婦さんが下りて来られて、これから担当先生の簡単な処置があるので病室に戻って下さいとの事。やっぱりそんなにノンビリとはしてられないのかも知れない。
病室は広くて美しい。今まで私が見た多くの病院の普通部屋から比べて、1ベット当たりの個人空間が相当に広い。ワンルームくらいの広さはありそうだ。
詰まるところ、病院のハード部分やインフラは実に快適なのだが、問題は私の体内にある。
大学病院の最上階にあるラウンジから、我が家の方向(北北東)を撮った。あの山の裾野にある日常には、当分戻れないかも知れない。
以下は、病室の風景とそこからの眺め。
2013年5月25日 とにかく製作中
2006年に、一個の大きな石から12本の石柱を割出して、「遠い山」と題した作品を個展として制作したのだが、7年後の今、6分割した石柱を割り出して立てるのに、相当な時間と労力を費やしている。
これから一本一本を私の山として成立させるための、削り出しをする過程が残っているのだ。
時間は掛けりゃ良いというものではないという事は分かっているのだが、良し悪しや好むと好まないとに関わらず、時間は掛かってしまうのが現状だ。歳なんて関係ないのだと、今更ながら言い切りたいのだ。
2013年3月20日 春到来
未だ一分咲きだけど、早い花はもう精一杯に花を開いている。お隣さんは、開き中があったり未だ蕾だったり、まるでジャンケンポンのグウとチョキとパーみたいだ。
後1週間もするとパーを出す奴が増えてくる。そして一斉にアイコデ・ショイとなると、お手を拝借・満開なのだ。
来月の初め頃には、緑の葉がグーからチョキになって、4月中半には枝という枝から葉っぱがパーになってくる。
何と!春はクレージーなんだ!!!
2013年1月1日 謹賀新年
1月1日午前0時5分、地元の地主神社への初詣を済ませました。肌を刺す寒風に新年の息吹を感じながらの初詣は、私の年始めの恒例行事なのです。とは言っても、家から2分程歩いたところに地主神社は在るから、大晦日の酔いも覚める暇はないのですが。
その時に撮った写真を元にして、バーチャル上でガラスハートとスーパーゴールデン・スネークに合成して、新年画像としました。
インデックスの背景写真は神社からの帰りに真っ暗な道を撮影して, バーチャルシュミレーションしたものです。
今年は、2カ所の野外展+室内の展覧会+その他諸々+ニュー・タートルプロジェクトの新作2〜3点 = ハードな制作が待ち構えていて、正に体力勝負だと思っています。
インフォメーション 2012
2012年10月20日から
岡本敦生×平戸貢児 Vol.2 展
2012年10月20日(土)〜11月18日(日)、メタルアート・ミュージアム(千葉県印西市吉高2465)で、展覧会を開催します。
日本で久々に開く新作の展覧会ですが、会場が遠くて少々行きづらいかも知れません。
私は、野外の展示空間をメインに展示します。平戸氏は室内の展示空間をメインに展開します。
写真は野外の展示空間のシュミレーションイメージですが、小さくて分かりづらい写真にしています。会期中実際にご覧いただければ幸いです。
黒御影石の丸い玉石の内部で繋がるドリル穴を空けて、その穴をひたすら発掘していく作品です。硬い玉石に空いた穴をチューブ状に残しながら掘り進むのですが、時間の掛かる作業です。
自分の空けた穴を発掘していく行為が、果たして彫刻と言えるのかどうか? 私自身も疑問に感じながら作業を進めるのですが、それはある意味、原始生命が不可解な形態を持ち始めることに近いのかも知れないと思いながら時間を費やしています。
詳しくは下記をクリックして下さい。
岡本敦生×平戸貢児 Vol.2
岡本敦生の作品の一部紹介
2012年 8月10日
広島
2012年8月10日から広島に帰省している。広島市街地デルタの北の端で、三方を山に囲まれて、その中心ラインを太田川が流れている。
お袋はビーグル犬の桃子と仲良く二人で暮らしているのだが、歳が歳なので、最低でも年に2回は広島に帰ることにしている。今回は1週間の滞在予定だ。
小さくない家に年寄りの独り住まいが気になって、筑波に移り住む様に説得するのだが、ガンとして拒絶する。死ぬまでこの地から離れない、という固い意志は今でも変わらないから、私が帰らざるを得ないのだ。
帰ったら先ずゴミ捨てから始まる。広島市は非常に細かくゴミ捨て選別が分かれていて、私でさえも良く理解できない様な厳密で多様な選別をしなければならない。しかもゴミを出せる日が隔週とかに細かく分かれていて、異常に難解なのだ。80歳を過ぎた老人が理解するには余りにも難解すぎる。理解できないからゴミを出せなくなってしまう。ゴミを出せない曜日があると、アッという間に溜まってしまうらしい。歳のお袋を責めても仕方ないので、私がひたすらにゴミを細かく選別して、溜まったゴミを捨てる日々が続く。
同時に家の大掃除もやる。今回は6日掛かって家の掃除と、あらましのゴミ出しを終えそうだ。
頻繁に帰ることが出来ればもっと楽なのだろうが、なかなかそうも行かないから、年に2回の盆と正月に徹底的に掃除とゴミ出しをして、快適な空間を作るのだが、恐らく今回も一ヶ月もすると、またゴミが溜まってくるのだろう。
本人の体が動かなくなってくると、ヘルパーさんに頼らざるを得ないから、ゴミ問題は少しは改善されるのだろうが、元気で体が動くから、本人のプライドとしてヘルパーさんには頼ろうとしない。
お袋が元気なのは良いこと、実に喜ばしいことなのだ。だから家族が頻繁に帰って手助けをする。
2012年 6月28日から
展覧会のインフォメーション
2012年6月28日〜8月中半まで、展覧会を開催します。
場所は、「ART FIRST」ロンドンの中心街にあるギャラリーです。ちょっと遠いですね。でも、ロンドンオリンピック開催中ですから、オリンピック観戦の方は是非。
出品作品は、タートル・プロジェクトの新旧作品をメーンに展示します。その中で新たに「Volume of lives - London '12」を初お披露目して、5〜6年のコラボレーターを49名募ります。
写真は新作の「Volume of lives - London '12」
このタートルプロジェクトのコラボレーターをご希望の方は、私 もしくはギャラリーの展覧会 までご連絡下さい。
今までのタートル・プロジェクトの概要は、下記をクリック下さい。
[タートルプロジェクト]
2012年 4月6日
Fishing in Scotland
前記のスカルプチャーパークへの作品設置が思ったよりも早く完了して、帰国予定の4月6日まで8日間余る事態になった。図々しくも友人の Jake さんちにズベーッと泊めてもらう。
その間、私は直ぐ側を流れるツイード川でフライフィッシング三昧の日々を送ったのだ。普通なら遠慮しながらの日々になるのだが、そこは気心が知れた者同士というか、お互いに彫刻家で共にフィッシング大好き人間、全く遠慮はない。奥さんのペニーが作ってくれる弁当を持って川に出掛け、川を歩き回って夕方家に帰ってくる日々が続いた。
時々 Jake も同行したり、彼の参加するスコットランドのオフィシャル・フィシング・コンペに私が同行したりした。
詳しくは下記をクリック下さい。
[雑談紀行 - 85. ] →2012 Scotland fishing 春のスコットランド・フィシング
2012年 3月28日
Borders Sculpture Park
26日には友人のジェイクの家に移動した。そして28日に、一昨年にエジンバラの個展でゲイフィールド・スクウェアーガーデンズに特別展示した作品「FOREST - H1, & - H2」を、Borders Sculpture Park に設置した。
この彫刻公園は、エジンバラから車で1時間半ほど南に行ったスコットランドとイングランドの境界に近い典型的なイギリスの風景の中に位置している。来年オープンする新しい美術館である。
ちょうどいい事に、ジェイクの所から車で30分南に行った所に位置しているから、日帰りで展示できたのだ。
詳しくは下記をクリック下さい。
[雑談紀行 - 84. ] →Borders Sculpture Park ボーダーズ・スカルプチャー・パーク
2012年 3月26日
エジンバラ・ワークショップ
22日にウォーウィックでの作品お披露目セレモニーを終えて、夕方バーミンガム空港に隣接したホテルに移動した。そして翌朝8時の飛行機で、バーミンガムからエジンバラに飛んだ。
久しぶりのエジンバラである。数年前まで住んでいた家に帰ってきた様な、柱のキズや畳の汚れさえも理解している感覚である。パブのおねえちゃんは元気にしてるかな?なんて考えながらホテルに着いた。
ホテルで一息入れてから、明日からのワークショップ開催場所に行ってみることにした。
エジンバラのポートサイドから徒歩で15分程度歩いた住宅街の中に、エジンバラ・スカルプチャー・ワークショップはあった。大学を出てアーチストとして活動を始めた若者や、彫刻を作りたい一般市民のために、制作の場所と道具の提供と技術的なサポートをする場所の様だ。
今回の私のワークショップで、去年からメールのやりとりをしていたアシスタントのKateちゃんが、若くてハキハキ・テキパキしたカッコいいお女性だったことに感動した。
ワークショップの写真と詳細は、下記のリンクで雑談紀行に行って下さい。
[雑談紀行 - 83. ] → E. S. Workshop エジンバラ・スカルプチャー・ワークショップ
2012年 3月17日
5ヶ月ぶりのUK
つくばの我が家を出たのが朝7時で午前11時に成田を発った。ヒースロー空港に着いたのが、イギリスは冬時間で午後4時だった。ヒースローからユーストンまで地下鉄で約1時間、ユーストンからコベントリーまで電車で約1時間かかって、やっとコベントリー駅に到着。駅からウォーイック大学のホテルまでタクシーで20分。日本の早朝から23時間の長旅をの末、やっとUK時間の午後9時にホテルのバーの旨いビールに辿り着いた。立て続けに2パインッ(1リットル強)ほど、飢えた野良犬の様に呷った。
翌朝は日曜日だから本来仕事は無しなんだけど、60トンクレーンの使用は道路占有の関係で、日曜日に使って欲しいという要請のもと、朝8時から作品の設置作業に掛かった。作品は個々が2トン余りしかないのだが、道路から離れたところに設置するから、大きなクレーンが必要なのだ。
クレーンのオペレーターはとても慎重で上手かったから、設置作業は順調に1日で完了することが出来た。
関心のある方は下記をクリック下さい。より詳しい記事です。
[雑談紀行 - 82. ] → Forest planet in W.A.C.
Warwick Art Center - Web site
2012年 3月
2012.3月
もう3月になってしまった。
つい先日まで新年だと思っていたのに、あっという間に大学では卒業の時期が来て、後半月したら桜が気になり始める。
3月中半から、作品設置とワークショップのために訪英する。作品設置は Warwick University Art Centerと Borders Sculpture Parkである。
帰国は、4月7〜8日になる。全ての仕事が終わった後、スコットランドの有名な river Tweed でブラウントラウト・フィッシング。これも重要な私事なのだ。
workshop in Edinburgh
Warwick Art Center
訪英中か帰国後にまたインフォメーションします。
2012年
2012年1月
新年スタート!!
新しい年に、夢と望みを込めて、2012年がスタートした!!。
震災復興と、不況経済の立て直し
今が新たなパラダイムを構築する時だ。
望みと、思い遣りと、思い切りと、愛を込めて
今年は我々の年
日本の出番になる。