我が家から南西に2キロほど行った辺りに、高圧線が天空を横切っている。車を運転しながらフト見上げると、高圧線の鉄塔の上で数人が、操り人形のように電線や碍子にぶら下がっていた。高圧線をメンテナンスしているものと思われるが、タダでサーカスの綱渡りを見ているのと同じで、いつの間にか手に汗している。車を停めて思わずシャッターを切った。下から望遠で狙ったから、高所には見えないのだが、鉄塔自体が優に70メーターはあるから、作業している人達は、地上50メーター付近で作業をしていることになる。まるで良くできた人形が家の前の電線に引っかかっているみたいだった。それにしても、こうやって側にいる人と比較してみて、碍子のデカイこと、高圧線の太いこと。