2023年8月27日老人は歩かなければならない!という MUSTな情報を得て、毎日歩くことにした。昼間の暑さは尋常じゃないから、日が陰りそうになった夕方から歩き始める。何時もの如くカメラを肩に歩くのだが、このところの大気はクソ暑さにも関わらず、意外にもクリアで遠くまで見渡せる日が多い、だから余計に日差しが痛いのだ。今日は群馬・栃木・埼玉・東京の上空,押し並べて北西の空に立ち登っている4箇所の巨大な雷雲がとてもパースペクティブなのだ。大地と成層圏の狭間で繰り広げられる大スペクタクルを写真に記録しながら1時間ほど歩いた。関東北部や東京では、大雨警報が出たり突風が吹いたり雹が降ったりで大変だったようだが、関東平野東詰の筑波山麓を散歩する私にとっては、70〜150km先で演じられるSF映画のような風景の展開に,心躍らせながら写真を撮りまくった夕暮れ時だった。私の故郷は広島市安佐南区、四方は山が迫っていて、雲は下から見上げるものだったのだ。大学に入り関東に来るまで、入道雲の全景を遠くから眺めたという記憶はほとんどない。だから今でも巨大な入道雲を見ると感動してしまう自分がいる。