数年前までは4-5月の風景の中に、多くの鯉幟が上がっていた。視界の中には、それこそ数百の鯉幟が雄大に春風をはらんで泳いでいる風景があった。 今では、家の庭先に鯉幟が上がっている姿を見ることができない。何故なのか分からないが、茨城の風景の中から悉く鯉幟が消えたのだ。 つくし湖の湖畔に、70〜80cm大の小さな鯉ノボリが集団で泳いでいる場所がある。まるで稚鮎のように威勢がいいのだが、5月には悠々と泳ぐ大きな親鯉の幟も必要な気がする。