Amabiki-enkai
えんかい

雨引の里に向けての全体集会の二次会、勇士が村井邸に集まって牡蠣鍋を囲みながら新年宴会である。
至る所で議論が煮えたぎったり歌声が聞こえたり、そのうち鼾も聞こえて来たりして、夜の更けるまで賑やかだった。
中年の彫刻家は宴会が大好きなのだ。何かが有ろうと無かろうと、取り敢えず日が沈むと宴会が始まる。たっぷり飲んで、たらふく食って、存分に議論して、いつの間にかトドの集団のようにゴロゴロと眠ってしまうのだ。

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