2024年1月15日旧･成人の日、筑波山麓の山道を小一時間程散歩した。裾野に広がる集落が途切れると細い山道になるが、しばらく歩くとまた集落に遭遇する。道を辿っていくと筑波山中腹の神社に行き着くのだが、今回は散策することが目的だから神社まで行くつもりはない。中腹集落を過ぎた辺りで、集落の地主神社らしき祠が登り道の先に見える。その神社の手前に小さな祠や石塔が、密教的雰囲気で建っていて、その下の平らな地面に、大小の派手な色のダルマさんが集合している状況に遭遇した。ダルマの背後には古い注連飾りなどもあるから、地域の人達が１年の縁起物を燃やすために持参したものと想像した。折しも今日は1月15日、トンド焼きの日だ。全てのダルマさんにはクッキリと目が入っていて、満願成就した個々の願いを集めて燃やす準備なのかも知れない。小さなダルマさんに掛けた願いは・・・？ 大きなダルマさんは願い事もでかいのか・・・？ 私もダルマさんに願掛けをしたくなったのだが、願いを叶えたら燃やされてしまうのは、どう考えても理不尽極まりない。
