我が家から西の方角に約1キロ、桜川を渡ったすぐ側の荒れ地に、この作品は放置されている。 古い木材が用いられているが、形態の後部が少し曲がって作られているような、もしくは傾いて曲がってしまったのかもしれないが、その微妙な曲がり具合がいい。それがこのインスタレーションを彫刻たらしめている。 作者は分からないし所有者も分からないが、これが川俣正・作だったら世の中は放っとかないと思うけどね。こうやって放ってあるということは、カメラを構える人だけが感じるアートなのかもしれない。