ハゼには、櫓を組んで何段にも上に伸びる櫓ハゼと、一段で横に長く伸びる馬ハゼがある。昔、広島の我が家では櫓ハゼ(柱を土に埋めて支柱にして上に何段も延ばす)を組んで稲束を干していた。馬ハゼ(支柱無しで三股構造に横梁を渡す)は時間のない時に即席で作ったのではないかという記憶がある。まあそれはよしとして、先日筑波山の麓に珍しくも馬ハゼに似た櫓ハゼを見付けたのだ。干された稻束が操り人形の子供達の行列を見ているようで、懐かしく嬉しくなって写真をバシバシ撮った。