5月も終わり頃の夕方、スタジオでの制作で行き詰まり、気分を変えようと「つくし湖」に立ち寄った。桜川市の田圃に水を行き渡らせるために、地域の南サイド(筑波山の山裾)に十数年前「つくし湖」が作られた。大きくはない造成のダム湖である。ここから見渡す桜川市のほぼ全景は、嘗て3町村が合併して市になってからも、村の名残が色濃く残っているノンビリとした風景を見せてくれる。2枚の写真は、上が28mmで撮影、下が300mmで撮ったものだが、上写真の遠くに見える青色の濃い山が「雨引山」、その裾に私のアトリエのスタジオ第3工場がある。写真下300mm画像では正面の山が「雨引山」である。ここ「つくし湖」からは直線距離で約10km。都内でというと新宿から亀戸辺りまであるかなあ。私の住まいは、スタジオ第3工場から21km離れているから、ここは仕事場からの道程の中間地点だ。とにかくもって何はさて置き、田舎人間の私としては、日本のみならず、田舎は大好きなのだ。