59   雨引の里

Amabiki rice field2007.5月、5月初旬と言えば筑波山周辺地域の田植え時期である。田圃に水が入って、まるで大地に空が降りてきたような風景が広がっている。山は新緑が芽吹き、織り終えたばかりの眩しい黄緑色の絨毯ようだ。
右の写真は湖じゃないよ、これから田植えが始まるちゃんとした田圃だ。
大型連休の真っ只中、何処にも行く予定はない。むしろこの生温い風の中でノンビリと制作した方が健康的だと思っているのだが、仕事場に行っても制作はちっともはかどらない。心の何処かで休みなんだという気持ちが働くのだ。
せっかく田舎に住んでいるんだから、仕事はそこそこにして、この貴重なのどかな時間と春爛漫の空気を体一杯に溜め込むことにした。都会の人達は貴重な休みを使って、この空気を吸い込むために渋滞の中をやって来るんだから・・・。
ところでここは、隔年開催している「雨引の里と彫刻」の舞台でもある。
この展覧会は、母体である実行委員会を毎回解散する。展覧会を継続する実態が毎回消滅するわけなんだけど、いつも展覧会が終わって1年もすると、長期の冬眠から目覚めようとする動物のように、またゴソゴソと動き始めるのだ。そして今回もまた、来年には展覧会を開催するつもりで、ゆっくりと確実に動き始めようとしているようだ。Amabiki rice field

そうそう、雨引にある仕事場「スタジオ第3工場」の位置をGoogleMapで検索してみた。雨引の里と彫刻展のインフォメーションセンターや旧大和村の多くの地域は、航空写真の解像度が悪くて、ちゃんと見ることができない。それだけここは田舎なのだ。
でも、仕事場にある門型クレーンや、大口径切削機を収めた建物、仕事場に隣接した私の作品置き場の石やコンテナなども見て取れる。雨引観音も雨引山腹にくっきりと見ることができるのだ。さてさて来年の展覧会時期までには、雨引の里全体がくっきりと見えるようになればいいんだけどねえ。
頑張って!! グーグルちゃん。
右記のリンクは、GoogleMapです。(GoogleMap) スタジオ第3工場
因みに、右記は(2007年当時に住んでいた家)我が家のGoogleMap。(GoogleMap)我が家 雨引に負けず劣らず田舎なのだ。側に野生のキジも住んでいる。
比較のために、東京銀座のGoogleMap。(googleMap)銀座 同じ倍率なのに、この混雑度の違い、時空の違いが面白い。

ただの雑談

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