2020年

12月16日 見返り美猫
cloud
コロナウイルスの感染者が再度増え始めて、東京都ではもう直ぐ千人を超える勢いだ。都内へ出かけることも、近所のレストランに食事に行くことも憚っている。
家に籠もって何もしていない訳ではなくて、体力保持のためにウォーキングは日々欠かさない。最近は平らな道を歩くことに飽きてしまって、筑波山麓の山道を歩くことが多い。筑波神社に向かう参道の中程に車を止めて、神社まで急峻な道を散策する。神社に参拝して旅館街の一角を下っていると、民家の塀の前に一匹の猫が日向ぼっこ、というか思いに耽っているところに遭遇した。脅かさないようにソーッと近寄ると、猫はのんびりと眠そうな目で振り向いた。その姿の可愛さと情景の暖かさに魅せられて数枚の写真を撮った。私が猫の側を通り過ぎても、日向ぼっこは止めないまま、再度物思いに耽っていた孤独な猫。

Phoesコーナーにも、振り向く前の孤独さ漂うモノグサ猫の写真を載せた。
Photo essay のんびりと孤独





8月13日 雷雲
cloud
今年のお盆は、つくば市の我が家で過ごしている。それにしても関東の雷雲には恐怖を覚える事が多い。
茨城の空は広いから、遙か宇都宮や日光辺りの上空に発達する入道雲が、よく眺められるのだ。巨人の筋肉のように全形を変えながら空高く盛り上がる姿が遠くから見える。
側で発達し始めた雷雲は外形が見えない。空一面に拡がる暗黒の雲が、渦巻きとなって地上を圧迫する。

このところ、毎日茹だるような暑さが続いて、夕方には決まって激しい雷雨に見舞われている。
写真は、北条の街のスーパーマーケットから撮った雷雲。垂れ込める黒い雲の下に夕日が差し込んで、火災現場のように雲の下が赤く輝いているのだ。
この後、10分ほどで暴風雷雨となった。



8月2日 車で30分、超近場に go to travel
8月になって、長かった梅雨がやっと明けたら、予想通り超蒸し暑い夏日が続き始める。
政府の go to travel キャンペーンが前倒しで始まって、実は灯台下暗しだったことが判明。

この chat コーナー雑談紀行の「土浦 散歩」を見て下さい。
近々、「結城 散歩」も掲載予定



7月23日 コロナ2派
6月初め頃からコロナ感染者も減ってきて一段落付いたかなと思いきや、そうは問屋が卸すはずもない訳で、今月7月に入ってから全国的に感染者が急増してきた。東京での感染者は1日300人を超える日々で過去最大を記録している。
それに加えてお役所も政府も何の対策も講じないどころか、これからみんなで日本各地を旅行しようという go to キャンペーンが前倒しで始まった。かといってPCR検査数を格段に増やした訳でもなく・・・、苦しんでいる病院に対しての対策や補助金を増やして起死回生を図るでもなく・・・。唯々打つ手が無いまま経済優先のアクセルを踏み続け、ウイルスが社会に蔓延っていくのを指を咥えて見ているだけといったところなのか。もしくは・・・ウイルス蔓延で犠牲になるのは老人、国家予算を食い減らす輩の数減らしには丁度良いという目論見もあるんだろうか・・?
九州や中部地方は記録的な大雨が続いて、川の氾濫で家や道や橋や病院や施設が流されて大変な状況になっている。コロナも雨も待ってはくれない。何故こんなにも我々を苦しめるのか・・・? 天を質しても、こうなることは自明のことと繰り返すだけ。それに気付かぬ振りをしてきた人類が馬鹿でアホ。

そんな状況の中で、半年ぶりにJB大学での実技演習・対面授業に行ってきた。実に半年ぶりの出校である。学生達は実材に触れながら制作できる喜びで、生き生きとしていた。



4月13日 あごヒゲを剃る
atsuo's beard
新型コロナウイルスの感染拡大で、東京や他の大都市でも緊急事態宣言が発出されて、ここ茨城県つくば市でも感染者が急増している。
日々の外出にはマスクは欠かせなくなっているが、巷では何所を探してもマスクは手に入らない。たまたま我が家では、中国武漢市での感染拡大が報じられた1月半ば頃に纏まったマスクを購入していたから、今でもマスクは装着できている。というのは良いのだが、実は今までマスクの下にあごヒゲがはえていたのだ。
あごヒゲとマスク、どんな関係性があるのか?というと、あごヒゲがマスクを持ち上げてマスクの下から外気を吸入してしまうという現象が、私の考察の中で判明した。身の安全のために、あごヒゲを無くすしか対処方法は無いと思われる。
7年前に口腔癌を患って、手術前に生やしているヒゲを剃ったのだが、退院後からまた生やしはじめた。と言うより20歳前後からヒゲのない自分を見たことがほとんど無いもので、ツルッとした自分の顔に違和感があったのだ。
そして今回、コロナウイルス感染予防のためにあごヒゲを剃る必要性を認識した。とにかく善は急げ、迷っている暇は無い。思い立ってから数分後にはあごからヒゲが消えていた。そしてその顔を撮った。この歳になるとヒゲが無くなってもツルッとはしていないねえ。
頭頂部の髪は、10年前は皆無だったのだが、近年明らかに急増して濃くなっているのが分かる。後少しでモヒカン刈りができるかな?
実は前立腺肥大を治める薬を飲んでいることに起因しているらしい。その副作用として髪の毛が生えるらしいのだ。



3月23日〜4月4日 野田裕示*岡本敦生コラボレーション展
新型コロナウイルスが蔓延する中で、東京ギャルリーユマニテさんが、私と小野田裕示さんのコラボレーション作品の旧作展をやってくれている。
懐かしい作品が展示されていた。共作のドゥローイングや二人でコラボした箱作品、野田さんの平面作品等々見ていて飽きないと同時に、数十年前に若返った気がしたのだ。
collabo works
collabo works
collabo works



3月吉日 「人生の1/3を共に過ごした相棒」
my PRADO my PRADO
1998年、私が46歳の時に惚れ込んで買った車である。私の元に来て22年半 -走行距離54万キロ(地球13周半)になる。今まで私の足となって東奔西走、よく働いてくれた車:プラド。石切場に登るガレ場を走り回ったり、ゴロタ石の河原で石を探して廻ったり、はたまた高速道路を颯爽と飛ばしたり、それこそ日本中を走り回って私の人生と共に歩んでくれた。
気に入って手に入れた車だった。今までずっとお前が一番だと言いながら乗っていた。今でも世界で一番大好きな相棒である。

近年50万キロを過ぎたあたりから、車の部品の故障や破損が起こるようになってきた。修理交換すれば元気で走れるから大した問題ではないのだが、突然の故障に際しては、かなり焦ることしかりなのだ。
2年前、名古屋から新東名に入った直ぐの高速道路を飛ばしていて突然チャージランプが点灯した。発電系が(ダイナモ)が逝かれたようだ。新東名のサービスエリアから茨城県桜川市にある何時も点検修理をしてくれる仕事場の側の修理工場まで約350km、レッカー移動してもらうことを望んだ。保険会社に電話してみたら、この距離だったら何とか任意保険で補填出来そうだということが分かる。しかも私が移動するタクシー代や新幹線代も保険で対応出来るらしい。プラドには搬出した個展の作品を積んでいて、当面の外泊衣類や生活用品もフルに積んでいるから、突然の故障にはかなり焦ったことを覚えている。

これから先、大きな故障が無いとは言えなくなってきた。もちろん私自身も癌という大きな故障で入院したし、これからの人生が無事に過ごせるという保証もない歳になって来たのだが、この相棒を終の車にするためには、あと15年〜20年トータル距離数85万〜95万キロを目指す計算になる。ここまで来たら最後まで相棒で居て欲しい思うのだが、私が70代-80代になった時の自身の運転技術の衰えが読めないから、運転サポートをしてくれる車に交換する必要も出てくるかと思われるのだ。
そんなこんなで、ここに来て長年の相棒を手放すことを考え始めたが・・・。情が湧いてくると悲しくて苦しくて手放せなくなる。出来るだけロジカルにクールを装いながら、下取り価格の商談をした。二十数万円という打診があった。新型コロナのパンデミックがなければ30万以上にはなるらしい。この古さと走行距離にして未だに値が付くことがスゴイ。
こいつの次に乗る車が、終の車になるかも知れないと思いながら、そうならないことも望みながら。良くも悪くも私が社会に出てからの人生後半はこいつと一緒だったんだから。
いずれにしても、新型コロナのパンデミックで状況は大きく変わりそうだ。

そうそう、最近こいつに乗って都内を走っていると、どういう訳かパトカーに止められることが多い。「何か危険なモノを持ってるだろう」「調べさせて下さい」と言われて、車内を30分以上掛けて徹底的に探される。彫刻家だから鑿や鋸も出てくるし作業で使うカッターナイフも道具箱の中には入っている。これは人を傷つけられると言いながら押収するかどうかを話し合っている馬鹿な警官を睨みながら、何故俺の様な善良な市民を捕まえるのかと聞いても返答はない。古くて汚れた土浦ナンバーの車だからなのかも知れないし、ボンネットのクリア塗装が剥げて艶消しになっても乗っているのが不審者なのかもしれない。いずれにしても、愛するプラドへの甚だしい侮辱だし、警官の甚だしい洞察力と思考力の低下!!!。

 令和二年 (2020年) が明けて、今年は何がしたい?
greetings
2020年も焦らずにコツコツと、できる限りユッタリと地道に自分の作品制作に打ち込みたいと思っています。
そして出来ればまたスコットランドで、地元のFlyFisher達と釣行したい。彼らはナショナルチーム選抜でコンペをしているから何時も真剣なんだけど、私はコンペは関係ないから、ノンビリと釣り歩くのが楽しみなのだ。よく行ってたriver Tweed やriver Tee 大物の潜む Loch (湖) 等を弁当持参で釣り歩く。たまに私が一番多く釣ることもあったりするのだ。



Copyright © Atsuo Okamoto