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切られた枝

2021年3月7(日曜日)

庭の木が上に上に伸びて、下の生け垣の成長が悪くなって来た。庭木の剪定なのだがそのやり方が分からないもので放って置いた。桜の時期に赤白ピンクの綺麗な八重の花を無数に付ける木なのだが、これが「思いのまま」という梅の種類だと分かったのは、つい先日のこと。「桜切るバカ、梅切らぬバカ」と昔から云われているのは知っているので、とにかく上に伸びる多くの枝を切ることにした。お隣さんの敷地に覆いかかる枝も切り落とした。
枝には花の芽がいっぱい付いていて、生き物を痛めつけているような罪悪感に嘖まれながら、切って切って切りまくったのだ。
切り落とした枝を70〜80センチの長さに細かく切って行って、その枝を30センチ丸さほどの束にしてゴミとして出せる大きさに纏める作業を半日ほど続けて、梅を切る作業は終わった・・・・のだが、ふと・・・この枝を花瓶に挿したらいつもの花が咲くんじゃないかと閃いた。元気そうな枝を選んで花瓶に挿してみたところ、なんと蕾が日に日に膨らんできて1週間後、花が咲き始めた。室内の暖かさに誘われてホイップクリームのような美味しそうな美しい花が咲き始めたのだ。
家の中に春が来た。空気が生き生きとして、心までもワクワクして来た。

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