sunset
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茨城の夕日

夕方6時にスタジオでの制作を打ち上げ、夕日の中を家路に急ぐ。このところの制作パターンである。今日は雲一つない晴天だったから、仕事はそれなりに捗ったのだ。
筑波山の裾野を車でちょっと登った所に、関東一円を眺望できるミカン園がある。地平に沈む夕日を撮りたくて、このミカン園の入り口に立った。
正に今、夕日が沈む時だ。西に100km程離れた赤城山連山なのか、その向こうに聳える山脈か? はるか彼方の山に夕日が落ちるのを、望遠レンズで狙った。
太陽は偉大だけど、その偉大な太陽と私との距離は、日の沈む山までの距離の150万倍程ある計算になるかなあ。ということは、太陽は写っている山の150万倍の大きさあるんだよな。それが大きいのか小さいのか分かんないけど、とにかく山の向こう150万倍(約150,000,000km)の距離から熱と光を届けている太陽って、やっぱりすごい。しかも何十億年前から熱く輝いているんだから、人の能力と想像力を何億万倍も超えるエネルギー量(核融合反応)なのだ。
人類は、この膨大なエネルギーを取り入れないで、未だに化石燃料の石油や石炭に火を付けてエネルギーに変える、そして莫大な金を注ぎ込んで、核が分裂する時に出すエネルギーを一寸だけ取り出して、代わりに大量の放射能を撒き散らして、生物の住めない土地を作り出しているんだから、人間て本当に能力低いよな。
俺だったら、幹に栄養を補給する葉っぱのように、宇宙空間(地球の隣)に大きな太陽電池パネルを何枚も広げて、太陽からの膨大なエネルギーを、効率良く受け止める術を開発し、展開するけどね。これって今となっては十分に可能な技術だと思うけど。

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