1秒は人間が作った単位だけど、宇宙に流れる時間は単位が無い
物質の揺らぎに関与している時間



one second

1000年の中の1秒を求める装置


上記の図の説明。
左先端の歯車は、毎分1000回転で回っている。その歯車から始まって、1/10の減速非で、左から4番目の歯車は、毎分1回転(時計の秒針と同じ)で回る。減速を続けていって、13番目の大きな歯車は、1000年で1回転する。
その1000年に1回転の大きな歯車を原動力にして、右方向は10倍10倍と増速をしていく。最後の歯車に繋がった針は、理論上の秒針である。しかしこの秒針は、1000年の歯車の動きを原動力にしているために、非常にアバウトな秒針なのだ。
物質の揺らぎの中で、宇宙にたゆたう時間は、こんなものかも知れない。その検出装置なのだ。
その昔、私はこの装置に特許を誓願した。歯車を作るノウハウを持っていないために、制作の全てを時計会社に委託しなければならない。先ず特許を取ってから、と思ったのだ。
宇宙をたゆたう時間なんて、何の役にも立たない。ましてや、その検出装置に特許なんて、今から思えば、バカな事をしたもんだと思うのだが、森の石松と同様に、バカは死ななきゃ治らないのかも知れない。

primitive time
高額な制作費をつぎ込んで、実際に作った、検出装置である



人類の時間・200万年の時間の中の現代

one second

上記の図の説明。
左先端の歯車は、モーターで1分間に1000回転している。
1/10の減速非で歯車を組み合わせていくと、4番目の歯車は1分間に1回転、ちょうど時計の秒針と同じになる。
減速していって、10番目の歯車は約2年で1回転する。そして16番目の歯車がコンクリートに埋まっている。16番目の歯車は、200万年に1回転する歯車なのだが、この歯車は、運命的に固定されているのだ。
基本的にこの歯車系は、回転しないはずなのだが、先端の歯車は今も毎分1000回転で回っている。何故かと言えば、歯車素材の真鍮一個一個が、力を受けて歪む事で、先端は回転する事が出来るのだ。でもその歪みが素材の限界に達すると、この歯車全体が一気に壊れてしまう。
後どれくらい回り続けられるのか、誰にも分からない。先端のモーターの回転を遅くすれば、その分、長い期間回転するはずなのだが・・・・。
因みに、200万年とは、その昔人類が地球上で活動を始めた時期に似かよっている。

limit of species
現物の時計は、広島市現代美術館のロビーで今も回り続けている。



7千万年後に開いた空間

drawing of 70000000 years
drawing of ring's puzzle Puzzle
解くのに、7000万年掛かるパズル
試しにやってみると、面白いかも。

上の図の説明。
この円環は閉じた円じゃない、はるか彼方で開いているんだけど、その出口は、人間が解く行為の果てにある時間の隔たりなのだ。試しにこのパズルを解いてみると、円環の中に入っている紐は、間違いなく外れる。
写真右上は、7000万年のパズル。紐が一個一個のフックをクリアするのに1秒かかるとして、7千万年後に解けるパズルなのだ。すなわち、人間の手を経て、7000万年後に出口があるのだ。



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