2019年

 iMac & Mac Book Pro の OS 11月24日(日)

私が使っているPCが古くなって、デジカメのRaw画像の現像対応ができなくなってしまった。iMac と Mac Book Pro なのだが約7年前のPCだ。OSも4世代前のモノを後生大事に使っている。物持ちが良いというか、ものぐさというか、OSをリニューアルしようというヤル気も時間も持てないでいたからズルズル使っていただけなんだけど・・・。
ここに来て、多くのソフトや必要な画像処理に対応出来なくなってしまった。
最新のOSバージョンにはPC本体が対応していないようだから、2世代前のOSにバージョンアップすることを決心した。私としては清水の舞台から飛び降りる勇気を最大限引き摺り出して、iMacのOSのバージョンアップを試みたのだ。
それだけでも一日掛かり、朝からOSのバージョンアップを始めて午後にOSはリニュウアルできた。その後、新しいOSに対応したソフトのバージョンアップも行わなければならない。ほぼ二日掛かりでiMacは新しいOSに対応できるシステムになった。でも未だ最新じゃない。2世代前のOSなのが心残りというか・・・、それを最新にするためにはPC本体とソフト全体を新調しなければならないから今は無理。古い使い慣れたモノを叱咤激励して、温かく見守りながら使うしかないのだ。
未だMac Book ProのOSが古いままなのだが、今週このノートPCを使って大学で講義をしなければならないから、今はバージョンアップ出来ない。何かが引っ掛かるとPCが使えなくなる危険がある。そうなったら講義に支障を来してしまうからだ。バージョンアップを試みるのはその後だね。

my PC
私の勉強部屋のデスク周りは相変わらず、外付けHDやSD、仕事の資料や書類・メモ類等エトセトラ、見た目は超雑然としていて以前と全く変わらないが、PCの中身が少しづつ新しくなっている。いいね



828
 8月28日、「ART SESSION Tsukuba 2019 磁場-地場」に向けてワークショップを開催

2019年8月28日、神郡の旧田井小学校体育館で、地場展に出品する予定の石作品のワークショップを開催した。
対象はつくば市の小学生とその父兄なのだが、夏休みの終盤ギリギリということもあって、申し込んできた小学生が7〜8名+同伴の御父兄だった。
折しも、女子美の立体アート石専攻の学生達が泊まりがけで我が家に来ていて、彼女たちも動員してワークショップを開催したのだ。
今年の夏は暑さが続いた。心配していた猛暑は何とか凌げるほどで、広い体育館も汗が噴き出すほどじゃない。
私が事前に制作し分割して組み上げた石を持ち込んで、それを再度バラバラに分解してから各自の制作が始まった。絵を描くのが得意な子供達や父兄、美術大学の学生が集まっているから、一人2〜3ピースは楽に描けるのだ。
昼食休憩の後、午後3時にはほとんど全ての石片に絵が描かれた様だ。さて、それら石片を元の形に組み上げる。何所に何所の石片が嵌まるのか? 私しか知らない作業に取りかかりながら、全員が興奮してくるのが分かる。
出来上がりを皆で鑑賞して、ワークショップを修了した。

9月の終わりに、この作品を展覧会場に設置するのだ。

work shop
work shop
work shop




 6月7日、忙しかった展覧会ラッシュも、もうすぐ終わる

今年4月1日から、開かれていた「雨引の里と彫刻2019」も6月9日で終わりを迎える。6月27日まで東京ガーデンテラス紀尾井町での個展だけが開催中となる。私にとっては一期間1つの展覧会というのがちょーど良い。
高校の同期生が繋がっているラインに依れば、同期生達は定年後第2の人生をユッタリ楽しんでいるようだ。でも私は解放されない。彫刻家という職業には定年が無いのだ。一生涯、彫刻とは何なんだ?とか、次作をどう展開していこうとか、それこそ死ぬまで想い悩んで生きて行くんだろうな。
雨がしとしとと降り始めた日に、そんな事を考えると一寸だけ寂しくなる事もあるけれど、まあ今まで好きな事をやって来たんだから、それも仕方ないか・・・と、実に諦めが早い今日この頃なのでした。

息を彫る
「息を彫る20195.1〜.8」今年の5月に東京都美術館で開催された展覧会で会場全体に散りばめた彫刻達。
河原石の内部で全ての穴が繋がると、硬いはずの石がそっと息を始める。私はこれら穴の形状を少しだけ掘り出すのだが、この我が儘な多様性が良いのだ。




 展覧会の準備でテンヤワンヤ・・・

今年4月1日から、4年ぶりに「雨引の里と彫刻 2019」展が開かれている。
私の選んだ場所周辺は、ここ半年ばかりイノシシが出没して田畑を荒らしているらしいのだ。
私の場所も地面が掘り起こされて、凸凹になっているのが痛々しい。それもこれも自然の一部とはいうモノの、原発事故の影響で野生を管理コントロールしなくなった事に起因している。
彫刻の周りにイノシシが来ない方策を色々と考えたあげく、深さ15cm程度の壕を巡らして、その上に鉄筋のメッシュを敷くという方法に行き着いた。人は上を歩けるけれど四つ足の動物はメッシュの上は歩けないし、檻じゃないから視覚的にも障害にならない。
作品を設置した後に壕を巡らしてメッシュを敷いた。(写真下である)

スチールメッシュでイノシシからの保護 スチールメッシュでイノシシからの保護

展覧会が始まった日の夜に雨が降った。
翌日会場に行って、鉄筋メッシュが水没、作品は床下浸水している姿に呆然としてしまった。まさかの休耕田!晴れが続いている時は地面は乾いているが、一雨来ると水田・湿地になってしまう。このままじゃ作品が水没の危険有りで、避難移動させることにした。イノシシ防御より水対策の方が優先するのだ。
カートクレーン(カニクレーン)をレンタルして地面にコンパネを敷き詰めて、一日がかりで作品2つを避難移動させた。(写真下)

長雨が続くと、完璧に全面水没すると思う。正に「雨引水田に彫刻」だ。それもまた好し・・・かな。

休耕田はやはり田圃 休耕田はやはり田圃
休耕田はやはり田圃 休耕田はやはり田圃

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